いつも練習お疲れ様です。
なぜ楽器を練習するのか?と聞かれたら、「もっと楽器が上手になるため」と答えると思います。
では、この”上手”というのは、具体的にどういう演奏のことなのでしょうか?
自分の中で、”上手な演奏”というのがどういうものなのかを具体的に定めておくと良いと思います。
上手な演奏とは
まず、上手な演奏はどういった演奏?と聞かれると、
- いい音、音がきれい
- 高い音、低い音が出る
- 音ミスしない
- 正しい音程で吹く
- 早いパッセージが吹ける
のようなことを思い浮かぶ人が多いかと思います。
では、”いい音”って具体的にどういう音でしょうか?
例えば、
- 音の発音がクリア
- 雑音(ノイズ)が少ない
- 音に芯があり、響きがたくさん聞こえる
- やわらかい音や力強い音等、いろんな音色が出せる
- など・・・
ちょっと深堀りしただけでも、”いい音の条件”を具体化することができます。
実はこの具体化が上達においてとても重要です!
上記は”いい音”を深堀してみましたが、ほかにも、”高い音”の場合だとどれくらいの高い音がでればよいかとか、”早いパッセージ”の場合だとどれくらいのテンポで16分音符のパッセージが吹けるかなど、ある程度目指すべき指標を具体化しておくと良いと思います。
”上手な演奏”を具体化しておくと
例えば、同じ実力の3人がいるとします:
・「下手なので上手くなりたい」と思って練習するAさん
・「音が汚いのでいい音を出したい」と思って練習するBさん
・「音の発音が汚いのでもっとクリアにしたい」と思って練習するCさん
同じ実力でも、Cさんが一番自分の課題が明確になっていると思います。
自分の課題が明確になっていると、それに対するアプローチも明確になるので、具体的な対策が取りやすくなります。
逆に、Aさんの場合、”上手くなりたい”と思っていても、じゃあ具体的に何をどう練習すればよいのかわからないですよね?
なので、できるだけ、自分が目指すべき”上手な演奏”を具体化しておくことが、上達の近道となります!
プロの演奏を聴いて”上手な演奏”をより具体化する
”上手な演奏”を具体化できたら、よりイメージを高めるために、Youtube等で憧れのプロの奏者を見つけてください。自分の”上手な演奏”に合致する奏者を探してみてください。
また、そのプロ奏者の演奏を聴く際は、自分が具体化した”上手な演奏”の項目ごとに聴いてみるというのがポイントです。
例えば、音の発音とか音の響き、音色の使い分けなど、具体化した項目ごとに着目して演奏を聴くと、自分が具体化した項目+実際の演奏が結び付けられるようになるので、目指すべき演奏の仕方がよりイメージアップできると思います。
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