楽器を吹かなくてもできる効果的な練習

吹奏楽

いつも練習お疲れ様です。
近年、部活動の時間短縮により、もっと楽器を吹きたいけど吹けないと思う人が多いと思います。

実は、楽器を吹かなくてもできる効果的な練習がたくさんありますので、少し紹介してみたいと思います。

音源を聞きながら自分の楽譜を歌う

演奏する曲がどういう曲か、その中で自分のパートはどういう役割をするのかを、参考音源を聞きながら理解してイメージアップすることが大切です。

  • まずは、参考音源を聞きながら、どういう曲なのかを頭に入れる。
  • その後、自分のパートの楽譜を見ながら、自分の音やリズムなどを理解する。
  • 参考音源を聞きながら、自分のパートの楽譜を声に出して歌ってみる。

こういうことは大体の人はやっているよと思うかもしれませんが、実は歌い方を工夫することで、より効果的な練習になります!

  • 楽譜に書いてある正しい音で歌うこと。
  • 実際に、楽器を演奏するような息使いで歌うこと。発音やタンギング、息のスピードや強弱、ブレスや音を切るタイミングなど、楽器を吹くときと同じように歌うことが大事です。鼻歌のように歌うのはNG。
  • フレーズを意識して、どこでブレスを取るか、どこを盛り上げるか等、楽譜に書いていないことも考えてみる。

この楽器を演奏するような息使いで歌うことが重要です!
これができるようになれば自分の頭の中での演奏イメージは完成したので、あとは楽器を吹く際に、イメージ通り吹くければOKとなります。

スコアを研究する

もしスコアを見れる場合は、以下の観点でスコアを研究してみると、合奏に臨む際に役立つと思います。

  • 自分と同じ動きをしている楽器を見つけ、一緒に同じフレーズを吹いていることを理解する。
  • 音源を聞きながら、旋律はどの楽器が吹いていて、伴奏は何の楽器でここから旋律がバトンタッチする、といった音楽の流れを理解する。
  • 自分が指揮者になったら、どういう音楽にするのかを考えてみる。どこを盛り上げる?この部分はどういうイメージか?といったように。

これらは、他の楽器の音(特に移調楽器)が読めなくても大丈夫です!
音源を聞きながら、リズムのパターンがわかればそれで何とかなりますので、あまりスコアリーディングに苦手意識を持たなくても大丈夫です。

他にも、バズィングの練習やブレスの練習など、楽器を吹かなくても練習できることはたくさんありますので、自宅でお時間があるときにぜひやってみてください。

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