楽器を練習するとき、何を考えていますか?

吹奏楽

いつも練習お疲れ様です。
皆さんは、楽器を練習するとき、何を考えていますか?

まず、楽器を出して、個人で音出しをして、ロングトーンやリップスラー、タンギング等の基礎練習をやると思います。またその後パートや合奏で、ハーモニー練習とかスケールもやると思います。

それぞれの練習のとき、皆さんは「何を考えていますか?」「何を意識していますか?」

これはダメです・・・

・無心(つまり、脳が停止している状態ですね…)
・今日のご飯(食欲も大事ですが…)
・SNS
・彼氏彼女の・・・
・練習後にどこに飲みに行く?(練習に行く醍醐味の1つではありますが…)

といった、音楽と関係ないことですね。これはダメです。

基本的な上達の流れ

繰り返し練習することで楽器が上達します。

何かをやって(楽器を吹く)

振り返り

次こうしてみる

ということを繰り返すことです。

繰り返すことで、コツをつかんだり、吹きやすいポイントを見つけたり、力加減がわかってきて脱力した状態で吹ける。それを定着させることができます。
また、口回りの筋肉もついてきて上達するという仕組みです。

なので、繰り返し練習することで上達するのですが、さらに”振り返り”を行って”次につなげる”ことで、同じ練習量でも上達するスピードが向上します。

ただし、結果を意識しすぎてうまく吹けなくなったり、あれもこれも意識することが多すぎて、
結果よくわからなくなったりした場合は、一旦脳をリセットして吹いてみたり、意識するポイントを1つに絞ってみると良いと思います。

さらに大事なこと、それは「目的」や「効果」を意識する

それは、各練習(ロングトーン、リップスラー等)で、この練習は「何のためにやるのか?」、この練習をやると「何が得られる(上達)」のか?ということを意識してみてください。
ちょっと難しい言葉でいうと、「目的」「得られる効果」です。それをぜひ意識してみてください。

例えば、ロングトーンの練習なんかは比較的わかりやすいかと思います。
”響きのある豊かないい音を作るため”だったりとか、”音の伸ばしでまっすぐ支えられるようにするため”等です。
では、リップスラーはどうでしょうか?
あとは、基礎合奏で各バンドごとにスケールとかもやっていると思いますが、それぞれについてこの練習をやると何がうまくなるのか?何が得られるのか考えたことありますでしょうか?

人間というのは、何かやる目的や効果を理解していないと、モチベーションは上がりません。
よくわからないけど先生から言われて仕方なく練習するのと、これをやると”これが上達する”と理解したうえで練習するのとでは、モチベーションが全然違いますよね。

つまり
・目的や効果を理解すると練習へのモチベーションがアップします!
・また、得られる効果を理解しておくと、振り返りがより具体的になります。(つまり上達が早くなる!)

さらに…

このことは音を出す練習だけでなく、
・楽器を吹く前の筋トレ
・先輩後輩の変な上下関係のルール
・その他、部活内のローカルルール
など、皆さんのバンドでもやっていませんか?

先輩を敬うためにやっているルールなのかもしれませんが、過剰になりすぎて、変な壁ができてしまったり、雰囲気が悪くなったり、それに無駄な時間を割いたりなど。。。
そのルールが本当にバンドがよくなることことなのか、今一度考えてみるとよいと思います。
別にこれらの行動を否定しているのではなく、目的を理解したうえで取り組んでほしいということです。

つまり、一番ダメなのは、理由はわからないが、なぜか昔から伝統的にやっているので、今も続けている!ということです。
必ず、目的や効果を理解した上で、練習に取組むことが大切です。そうすれば、限られた練習時間を効率的に過ごすことができるようになると思います。

まとめ

  1. 練習は振り返りが大切です。
  2. 練習の「目的」「効果」を意識しましょう。